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北闕門

(ほっけつもん)

ー邪気祓い所ー

吉水院(現𠮷水神社)の書院裏庭に現存する「北闕門(ほっけつもん)は古来より修験者(山伏)たちの祈りの場でした。

大峰山に入山するにあたり、無事に下山できるようにここから祈りをした聖地でした。山伏達は𠮷水院にて入山許可書を戴き、護摩を焚き、崖から落ちたり熊や猪や蝮に襲われることなく「平穏無事」に下山できるように念じました。

そして、この北闕門にて後醍醐天皇も朝夕に京都の方角の空を仰ぎながら邪気祓いの「九字」を切られたと言われています。

北闕門は後醍醐天皇が京都に凱旋する時の門でした。

その後、楠正行も出陣にあたり「九字真法」の印を切り結んだ場所と伝えられています。

吉野・高野・熊野は霊験あらたかな「再生・甦り」の霊地として人々に「勇気と希望」を与え続けるパワースポットと言われています。

北闕門で「邪気祓い」を行うと日頃の煩わしさが取り払われ、邪気が消えて元気が与えられ、力が漲り、純真な心となることのできる場所として人気のスポットとなっています。

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© Yoshimizu-Shrine

邪気祓いの作法

九字護身法

 北闕門手前で小揖(しょうゆう)し、次に北闕門前に進んで深揖(しんゆう)する。

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小揖(しょうゆう)

腰から15度上半身を倒して行う浅い礼(頭だけを下げない)

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深揖(しんゆう)

腰から45度上半身を倒して行う深い礼(頭だけを下げない)

 両の手で「刀印(とういん)」を胸高で組む。

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刀印(とういん)

二本の指を立て、他の指は親指で押さえる。左手を鞘に見立て、右手をその中へ修める。

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刀印を胸高で組み、呼吸を整う。

 九字切りの印の上にて手刀を水平に構える。

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構え

刀印を左手の鞘から抜いて、右手の手刀を水平に構える。左手の鞘は刀印のまま腰にあてておく。

 「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」(りん・ぴょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)の発声と共に、横・縦の順に九度大きく空を斬る。

※腹からの大声で勢いよくやるのが良い。

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横斬り

左(構え位置)から右へ水平に斬る。

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縦斬り

頭上高く真上から真下へ振り下ろす。

 「曳 !(えいっ)」の掛け声と同時に手刀を袈裟斬りにする。

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えいっ。の声と共に、右斜め上から左斜め下へ勢いよく振り下ろす。

 両の手を刀印に戻す。

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刀を鞘に修め、息を整う。

 刀印を解き、深揖する。後ろに下がって小揖し、場を退く。